7月ガーデンクラフト日曜学校❝シーグラスアート額❞<

❝杜の庭園リフレッシュパーク豊浦❞では、
毎月第3日曜日「ガーデンクラフト日曜学校」を開催。
さまざまなガーデンクラフトづくりに挑戦しています。

ビジターセンターに、20名~24名の参加者が集い、
みなさん、顔見知りとなって、わきあいあい。
手も口も動かしながら楽しいひとときを過ごしています。

7月はシーグラスなどを使ったステンドグラス風壁飾り。
30cm角の木の額に、グラス類をちりばめていき、
太陽光にきらきら輝くすてきなシーグラスアートが完成!

少女のころのビーズ遊びさながら、
みなさん、個性的な作品づくりに夢中!
グラスの透明な輝きには、癒しの力があるようです。

まさに、❝きらきらグラスセラピー❞と名付けても
いいくらいのセラピー効果で、みなさん幸せそう。
毎月、さまざまなクラフトプログラムを提供する
私も、講師冥利につきると思えるのです。

来月8月は、リフレオリジナルデザインの
❝一輪車型木製プランター❞づくりの予定ですが、
すでに定員オーバーの25名の申し込みが殺到し、
予約が終了しています。大変申し訳ありません。

9月は❝ブック型プランター❞づくりを予定しています。
人気講座なので、よろしければお早めにご予約を。
毎月、下関市報でご案内していますのでお見逃しなく。
みなさんのご参加をお待ちしています。

庭園長 国司 淑子(クニシ トシコ)

 

8月1日(木)~安永多輝チェンソーカービングアート展開催!<

まるでおとぎの国の大きな木から生まれ出たような
ファンタジックで愛らしい森の動物たち・・・
そこにはどんな魔法がかけられているのでしょうか・・・

下関市吉母在住のチェンソーカービングアーテイスト、
安永多輝さんの、想像力と創造力が刺激される作品群に、
今夏も、❝杜の庭園リフレッシュパーク豊浦❞の
杜のアトリエでであうことができます。

夏休みの恒例になった展覧会ももう3回目を迎えます。
独学でチェンソ―カービングアートを極めた安永さん。
アトリエの裏山を手入れしたときに出る杉の
間伐材を使って、制作活動を行っています。

安永さんの繊細なチェンソーワークによって、
杉の木は、新たに森の動物たちの生命を宿し、
優しいほほえみを私たちに届けてくれます。

現在、安永さんは、今回の展覧会の新作づくりの
真っただ中。どんな作品が加えられるのか・・・
私たちスタッフも楽しみでしかたありません。

会期は、8月1日(木)~31日(土)の夏休み期間中。

❝杜の庭園リフレッシュパーク豊浦❞でも、
毎年、数点ずつコレクションを増やしていて、
園内の随所に飾っており、ファミリー層に大人気!

猛暑日が続く8月ですが、杜のアトリエは冷房が
効いていて快適。お気に入りの本やランチ持参で、
ファンタジーの世界の住人たちと一緒の時間を
のんびり共有してみてはいかがですか。

窓辺から緑を眺め、さまざまな小鳥たちの
にぎやかなさえずりに耳を傾けながら・・・

 

庭園長 国司 淑子(くにし としこ)

 

 

 

❝夏のこん虫みつけ展❞開催! 7月1日(月)~30日(火)<

梅雨が明けると、杜の庭園リフレッシュパーク豊浦も、夏。
オーガニックガーデンパーク(無農薬有機栽培の都市公園)の
真価を発揮して、杜も野原もガーデンも、
小さな生きものたちの生命のにぎわいで満ちあふれます。

大きな樹木や空を見上げれば、さまざまな鳥たちの
歌声が、天から降ってくるように聞こえてきます。
そのうち、この合唱のなかに、いろんなセミたちの
歌声も、かしましく加わるのでしょう。

オーガニック栽培の木本類や草本類は、鳥だけでなく、
たくさんのこん虫たちの心地よいすみかになっています。
チョウ、トンボ、クワガタ、カブトムシ、カミキリムシ、
タマムシ、バッタ、カマキリ、セミなど・・・

地下には多様な有用微生物をはじめダンゴムシやミミズ…
食物連鎖も健全で、食う食われるの生命の関係性は、
多様な生きものたちのサンクチュアリの大切な要素。

杜の庭園リフレッシュパーク豊浦では、

こん虫にふれあうことの教育的意義を大切にして、
捕りぎない、捕ったら大切に最期まで飼ってみる、
よく観察してみる・・・などを自主ルールとして、
学びを目的とした昆虫採集はOKとしています。

ただし、アサギマダラのように、旅をするチョウは、
集団行動の生活史を分断することにもなり、
調査目的のマーキング以外の捕獲は禁止としています。

杜の庭園リフレッシュパーク豊浦は、
樹木や草花に出あう場所であるだけでなく、
人と多様な自然との貴重な出あいの場。
そして、地域の生態系にふれる拠点でもありたい・・・

現在、ビジターセンターの杜のアトリエでは、
『リフレ・夏のこん虫みつけ展』を開催中です。
パネルで、リフレをすみかとするこん虫たちの
あれやこれやを知ったら、フィールドに出て、
たくさんの鳥やこん虫たちとであってください。

6月の6のつく日は、あじさいのおまじないでハッピーに!6月8日9日、先着30名に奉書巻きプレゼント!<

6月…待ちわびた紫陽花月の到来です。
紫陽花が咲き始めると、梅雨入りももう間近。
下関に伝わる、こんな縁起のいい紫陽花の
おまじないをご存じでしょうか。

もうずいぶん前になりますが、唐戸界隈を散歩中、
民家や商店の軒先に、のしでくるんで水引で結んだ
紫陽花が逆さまに吊るしてあるのを見かけました。
適度なくすみ色になったドライの紫陽花は、
レトロな街並に映えて、神々しくさえありました。

近くにいらしたお年寄りにお声かけすると、
「昔から唐戸に伝わる紫陽花のおまじない」とのこと。
6月の6のつく日(6日16日26日)に飾ると、
家内安全、無病息災、商売繁盛、金運・開運成就、
魔除け・厄除けと、いいことづくめなのだそう。

でも実は、紫陽花は有毒植物。葉や花に毒を持ち、
それを食すと、めまいや頭痛や往路などの
中毒症状を起こすこともあるそうです。
昔の人々は、この毒こそが邪気を払うのだと
考えていたのかもしれませんね。

一方で、愛の告白やプロポーズを断るかわりに、
さりげなく紫陽花を贈るといった風習もあったとか。
ここにも紫陽花の毒が含まれている!
なんて考えるのは、私の中の毒のせいでしょうか!?

さて、「杜の庭園リフレッシュパーク豊浦」でも、
6月第2週の土日、今年は8日と9日、9時~
先着30名様に、川棚の氏神さま・松尾神社に
奉納した「紫陽花の奉書巻き」をプレゼントします。
毎年行列のできる、縁起のいいリフレの恒例行事です。

昨年、1年間飾られた方は、飾り替えの時期になります。
ご利益たっぷりの奉書巻き飾りは下関のゆかしい伝統。
ぜひ早起きして、受け取りにきてください。

恒例の紫陽花水階段も登場!


みなさんのこれからの1年が幸せでありますように…

庭園長 国司  淑子(くにし  としこ)

 

子どもたちの未来につながる景色を、想像&創造するために~オーガニックガーデンパークをめざして<

❝杜の庭園リフレッシュパーク豊浦❞は、
❝オーガニックガーデンパーク❞をコンセプトとして、
みんなにとって快適で安心安全な都市公園づくりを
めざして、スタッフ一同、努力を重ねています。

「川棚温泉まちづくり株式会社」のうち
わたしたち「杜の庭園リフレッシュパーク豊浦」
チームが庭園管理をするようになって3年が過ぎ、
4年目を迎えています。

その間の、化学肥料や農薬を使用しない、
無農薬有機栽培への取り組みにより、
微生物の力や団粒構造化で土壌が豊かに改善され、
土は、ふっかふかで黒々としてきて、
植栽している植物たちの根力が格段に強まり、
花色も花香も花もちもよくなってきました。

さらに・・・
この温暖化のなかでも、植栽してもすぐ枯れるといった
ことも少なくなり、宿根草の定着率も上昇しています。

以前は、大雨が降ると水が地下に浸透せず
表土を押し流すといたことが頻繁でしたが、そ
れらもかなり改善。涵養力もついてきています。

そして、なにより大きな変化は、{沈黙の春}ならぬ、
いま、「歓喜の初夏}を迎えていることです。

地面の下の微生物やミミズなどの多さだけでなく、
鳥や蝶や蜻蛉や甲虫類やトカゲなど、生きものが増え、
生物多様性がぐんと増しており。
鳴き声やさえずり、羽音などが園に響き渡ります。

当園の自然度を定点観測してくださっている
生物学や昆虫に関する専門家の方々からも、
生物多様性が格段に向上しているとの
うれしい指摘をいただいています。

もっともっとうれしいことは、
3年を経て、川棚周辺の地域の専門家の方々との
ネットワークが強く深く熱く構築されてきたこと。
たとえば・・・

おとなりの「川棚乗馬クラブ」さんからは、
植物栽培にとっては最適な「馬糞堆肥」を。
「深川養鶏協同組合」さんからは安全な鶏糞を。
近隣の畜産家さんからは牛糞堆肥を。
「秋吉台自然動物公園サファリランド」さんからは
害獣防備のための、ライオン・トラの糞を・・・

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わたしたちにとって、糞は大切なオーガニック資材。
園のバックヤードに保管&手入れして、堆肥化し、
土壌改良や獣害対策に文字通り「糞闘(ふんとう)}中。

また豊浦町には「合同会社有機の里」が存在し、
有機農業を中心に地域循環共生圏づくりに挑戦中。
当園でも毎年秋に「豊浦オーガニックビレッジ」を
開催していただき、カーボンニュートラルな取り組みを
共有しているところです。

さらに、強力な専門家たちとのコラボレーション・・・

菊川の松尾師匠からは、竹林整備により産出した、
孟宗竹炭を燃料にした「竹炭」生産の副産物である、
炭粉と、純粋な「竹酢液」を提供してもらい、
希釈して、バラ等のエコケアに活用しています。

菊川の「貴和の里につどう会」代表の吉村師匠からは、
毎年、手作りぼかし有機肥料づくりを指導してもらい、
当園1年分のオーガニック肥料としてストックし、
全園の植物栽培に活用しています。

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川棚の「ツチヨシバイオセンター」の井上師匠は、
海藻やウニ殻や貝殻など海のものと、
コメヌカや馬糞や落ち葉など陸のものと、
独自技術により培養した有用微生物群をミックスし、
オーガニックな特殊肥料「土輝る馬」を製造中。

当園では、バラ園をはじめとした多彩なテーマガーデンの
マルチング資材として活用。森林に倣い、耕起せず、
積み重ねる方法で、マルチングすることにより、
植物本来の強さが発揮され、大きな効果を出しています。
そのためか、黒星病や害虫被害が激減しています。

さらに、川棚のオージープランツ(オーストラリア植物)
ファームの田中師匠からは、先進の栽培・剪定技術の指導を
いただきながら、当園の新たなチャレンジとして、
昨今の地球温暖化や環境変化にいちはやく対応して、
「オージプランツコレクションガーデン」を整備中。

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生長の速いオージープランツの育成実験として、
スタッフともども管理ノウハウの集積に
努めている最中です。
身近に田中師匠がいらして、実践的テクニックを
じかに学べるのは本当に心強いことです。

来園者の皆さんに、オージープランツの
魅力を体感していただきたくて、
田中師匠から提供していただいた各種のスワッグを
ビジターセンターに展示しています。

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みなさん、川棚周辺を拠点として、長年、
強固な信念をもって、オーガニック栽培分野に
取り組んでいらっしゃる先駆者たちばかり・・・。

そして、毎年、イノシシやシカやアナグマの
侵入により、栽培植物に甚大な被害が出ている
当園の救世主として、園の見回りと駆除を
担当してくださっている「猟友会」のみなさん。

これらの方たちこそ、
豊かな海・湖・池・野・山に恵まれた
川棚の風土がはぐくんでくれたいちばんの宝。

心強いその出逢いに感謝しながら、わたしたちも
独自の「オーガニックガーデンパーク」づくりを
めざして、努力を続けています。

次世代の子どもたちに、美しくて有機的な、
❝K  A  W  A  T  A  N  A❞という景色を
引き渡すために・・・

庭園長 国司 淑子(くにし としこ)