❝杜の庭園 リフレッシュパーク豊浦❞
ここは、豊浦の美しい山や島屋海に見守られ、
四季折々に自然を体感できる❝オーガニックガーデンパーク❞。
山から海へと吹き渡る風、樹々や草花をはぐくむ湖。
杜の梢から差し込むやわらかな光。無農薬有機栽培の土。
植物や昆虫や小動物たちがのびのび命の環をつなぐ環境は、
おとなもこどもも、みんなにとってここちいいはず。
シンボルツリーは、100年樹齢、太陽のオリーブ。
自然のいとなみに元気や勇気をもらえる、
憩いと遊びと癒しの、
❝杜の庭園リフレッシュパーク豊浦❞へ、ようこそ。
当園の敷地面積は、12.2ha。37,000坪。
東京ドームの2,65倍にもなる、
山口県下最大規模の大型都市公園です。
当園は、都市に潤いをもたらすだけでなく、
健康増進、コミュニティづくり及び
レクリエーションの場となるほか、
災害時には避難場所や活動拠点としての
役割も担っています。
来園者は、親子連れのファミリー層を中心に、
幅広い年代の方にご利用いただいています。
当園は、川棚温泉の近く、海抜53mの丘にあり、
当園に降り注ぐ雨は、海へと流れ込むとともに、
ため池に注がれ、周辺の田畑を潤します。
さらに、豊浦に拠点を置く「合同会社有機の里」では、
有機農業を中心に持続可能な地域づくりに取り組んでいます。
だからこそ、上流に位置する当園では、
農薬も化学肥料も除草剤も使いたくない
。
全園で無農薬有機栽培(オーガニック)に取り組み、
周辺の農家や生産者、事業者のみなさんの協力を得て、
馬糞堆肥は、川棚乗馬クラブから。
鶏糞は、深川養鶏農業協同組合から。
牛糞堆肥は、菊川の生産者さんから。
海のものと山のものと野のものをブレンドして
つくられたオーガニック肥料やオーガニック資材は、
地元の生産者、井上さんや吉村さんや松尾さんから。
そして、イノシシ・シカ・アナグマなどの害獣被害
から園内を守るために、❝糞闘記❞と称して、
秋吉台自然動物公園サファリランドからは、
マウントの上位に位置する、ライオンとトラの糞を
提供してもらって、園周に播き、害獣防除をしています。
植物苗は、当園で播種・栽培するとともに、
地元の「豊浦ナーセリー」から。
最新の導入植物「南半球プランツ」栽培のアドバイスは、
日本有数の「南半球プランツファーム」で、
先進的に豊浦で、温室・地植え栽培を実践している
田中さんから。
このエリアでは、ほんとうにすごい人たちが、
独自で高度な技術と熱すぎる情熱をもって、
農業(ガーデニングも農業!)に取り組んでいるのです。
そんなこの地を誇りに思います。
こうした、ひととひと、いきものとの有機的なつながりと
身の回りの小さな生態系の連なりを、
これからも、大切にしていきたいと思うのです。
庭という小さな空間は点のようにみえるかも
しれないけれど、一人ひとりがくらしやガーデニングを
通じて、オーガニックな環境に配慮していけば、
やがては点が線になり、面になっていくはずです。
フランスではすでに、公園や街路樹、家庭園芸で
の化学農薬の使用が禁止されています。
私たちにも、自然生態系とどう向き合っていくか、
本来の、ガーデニングというオーガニックな生き方が
問われているように思いうのです。
庭園長 國司 淑子(くにし としこ)