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植物学者・牧野富太郎が愛した植物たち:パネル展

2023.6.25

NHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公は、
高知県出身の植物学者・牧野富太郎(1862~1957)です。
幼少時より「植物に恋した」その人は、
独学で植物の膨大な知識を習得しました。

東京大学理学部植物学教室で研究に打ち込む傍ら、
全国にフイールドワークにでかけ、数々の新種を発見し、
1500種以上の植物を命名しました。
「植物学の父」と呼ばれましたが、
自らは「植物の精」と名乗っていいます。

また、卓越した画力を持ち、日本の
ボタニカルアートの第一人者でもあります。
全系図に加え、葉、花、実、根など、分類学に必要な
器官もていねいに描き込まれています。

数多くの書籍を刊行していますが『牧野日本植物図鑑』は
現在も植物愛好家必携の書として愛されています。
2023年・・・「植物}ブームが到来しそうな予感がします。

フイールドワークを大切にした牧野博士の」気分で、
❝杜の庭園リフレッシュパーク豊浦❞での
植物散歩はいかがですか。
牧野博士は「雑草という草はない」とも言っています。

オーガニックガーデンパークを目指し、
無農薬有機栽培に挑戦中の当園には、
四季折々の花だけでなく、照葉樹林の森や、
山野草もいっぱい。自然度の高いフイールドで、
さまざまな植物に触れてみてください。

杜のアトリエでは、現在「牧野富太郎の愛した植物たち
:パネル展」を開催中です。
博士にまつわるエピソードも紹介していますので、
ぜひ、ビジターセンターにお立ち寄りください。

庭園長 国司 淑子(くにし としこ)