庭園長のブログBLOG

2026年10月、空前のガーデニング革命の到来!

2026.9.27

グリーン・サム(green   thumb)とは、緑の指。
園芸の才能、植物を育てるのが上手な人の意。

極端な気候変動や、猛暑が4か月も続くような
過酷な環境下にあるいまだからこそ、
植物を活かす力が必要とされているのだと思います。

それは、緑のオアシスやガーデンの創出に止まらず、
都市の再生や、メンタルヘルスの救世主にも
なりえる、重要なスキルではないでしょうか。

それを反映するように、今期、緑の指をもつ
多様な人々が、新たなガーデニング革命というべき
コンセプトを打ち出しています。

たとえば、「マイクロファーミング」とは、
室内やベランダ、屋上などの限られた小さな
スペースで、野菜やハーブや花緑を栽培すること。

大規模農業(マクロファーミング)に対して、
誰もが身近なスペースで気軽に食料や花緑を
育てられる持続可能なライフスタイルとして、
都市のヒートアイランド化を防ぐ手段として、
注目を集めています。

さらに、ビジネスの現場では、バイオフィリック・
オフィスがトレンドで、企業内農園や立体緑化
ラウンジなどがあることで、社員の離職率が低下し、
創造的思考のスコアや効率が上昇するのだとか。

人工知能が事務処理を代替する時代だからこそ、
生命的揺らぎを感じる空間の価値は高いようです。

最新のAI土壌センサーは、水分の保持ばかりか
根圏のマイクロバイオーム(微生物群集)の変化まで
リアルタイムに可視化できるのだそうです。

それでも最後には、人間の直感や感性が栽培の
成果を左右するのだとか。
テクノロジーを有効活用するのも人間なのですね。

さて、リビングとアウトドアをつなぐ
アウトドアリビングへの志向が高まるにつれて、
私たちはもっと自然とつながりたいと
思うようになりました。

これまでの整いすぎたガーデニングからの脱却。
リワイルデイング(再野生化)や、
ナチュラリステイックガーデンといった
植物本来の姿や自然の風景のような移ろいを
楽しむガーデンスタイルへの変貌、
その土地の環境に配慮した植物のセレクト
などが静かに進行中です。

最後に、GREEN×EXPO2027がもたらす
ガーデニングの変化について・・・
大きな見どころは、1000万株の花緑と、
40種600本の桜、二十四節気七十二候を
意識した季節演出、江戸の園芸文化の集積など。

新たな一大ガーデニングブームの到来とともに、
これらの発信は、きっとこれからの
ガーデニングシーンに大きな影響をもたらす
ものと考えられます・・・。

サステナブルガーデニングへの」シフト。
これまでの美しさだけを追求する園芸から、
地球環境や生態系に配慮したガーデニングスタイルへ。
ネイチャーフレンドリー(自然共生型)への転換・・・

また、日本らしい園芸文化とはなにか・・・
ジャパネスク・ガーデニングへの回帰が
始まるのではないでしょうか。

庭園長 国司 淑子(くにし としこ)

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